基礎体温表で不妊の傾向がわかる
不妊治療を受けている女性の方は、生理周期の基礎体温を記録していると思います。
基礎体温は、女性の健康状態や排卵日などを知るための重要な指標です。
基礎体温は、生理周期に応じて変化しますが、一般的には、排卵前は低温期、排卵後は高温期に分かれます。
低温期と高温期があることが望ましいとされています。
基礎体温表を見ることで、体質として排卵前と排卵後のどちらに問題があるのかを知ることができます。
ストレスで乱れる基礎体温
しかし、ストレスや生活習慣などの影響で、基礎体温が乱れることもあります。
例えば、低温期が長くなったり、高温期が短くなったり、高温期が安定しなかったりする場合です。
これらの場合は、排卵障害などの不妊原因になる可能性があります。
また、基礎体温が全体的に低い場合は、子宮内膜が十分に厚くならず、受精卵が着床しにくい状態になっているかもしれません。
自律神経とホルモンバランス
基礎体温の乱れは、ホルモンバランスの乱れによって引き起こされます。
ホルモンバランスは、自律神経の働きに大きく影響されます。
自律神経は、交感神経と副交感神経からなり、私たちの身体の様々な機能を調節しています。
交感神経は活動的な状態にする神経で、副交感神経はリラックスした状態にする神経です。
自律神経がバランスよく働くことで、ホルモン分泌も適切に行なわれます。
自律神経によくないストレス
しかし、社会生活ではストレスや不規則な生活などで交感神経が優位になりやすく、副交感神経が十分に働かないことが多いです。
これによってホルモンバランスが崩れてしまいます。
特に女性ホルモンは自律神経の影響を受けやすく、その分泌量や比率が変化してしまうことで基礎体温も乱れてしまいます。
鍼灸の不妊治療の効果
鍼灸には、自律神経をととのえる効果があり、自律神経を原因としたホルモンバランスにも効果があります。
また、卵巣や子宮の治療効果も期待できます。
鍼灸で自律神経をととのえる
鍼灸は東洋医学の一つで、身体の特定の部位(ツボ)に鍼や灸を用いて刺激することで体調を整える治療法です。
鍼灸には自律神経を調整する効果があります。
鍼灸によってツボを刺激することで交感神経と副交感神経のバランスが改善され、ホルモンバランスをととえる効果があります、
鍼灸による婦人科への効果
鍼灸は不妊そのものにも有効な方法です。
鍼灸は、排卵障害などの不妊原因を改善するだけでなく、血流を良くすることで子宮内膜の厚みや着床率を高める効果もあります。
また、鍼灸はストレスや不安を和らげることで心身のリラックスを促し、不妊治療に対する精神的な負担を軽減することもできます。
基礎体温表は女性の体調をあらわす
不妊治療においては、基礎体温の管理は欠かせません。
基礎体温が正常であることは、女性の健康の土台であり、妊娠に必要な条件でもあります。
鍼灸は自律神経を整えることで基礎体温を安定させる効果があります。
鍼灸は副作用が少なく安全な治療法ですので、不妊治療を受けている女性の方はぜひ試してみてください。