肩こりの薬膳tと健康法

☆つらい肩こり、タイプ別オススメ食材

「肩こりに効く食べ物ってないですか?」

鍼灸院にいらっしゃる患者さんから、よくそんな質問をいただきます。

肩こりの原因は様々ですが、実は食生活も大きく影響しているんです。

そこで今回は、東洋医学の観点から、肩こりのタイプ別オススメ食材をご紹介します。

肩こりのタイプと原因

肩こりは、大きく分けて「右肩こり」と「左肩こり」の2つのタイプがあります。

  • 右肩こり

右は熱反応と考えられていて、精神的ストレスによるイライラや食べ過ぎなどによる内臓の炎症が原因であることが多いとされています。

  • 左肩こり

冷えが原因が多いとされており、冷たいものの食べ過ぎ、からだの冷やしすぎが考えられます。

タイプ別オススメ食材

  • 右肩こりタイプ

牛肉(赤身):筋肉の疲労回復やリラックスに役立ちます。

葉物野菜(春の食材):熱気を冷ます効果があります。例:菜の花、春キャベツ、レタスなど

  • 左肩こりタイプ

しょうが:体を温める効果があります。

ねぎ類:体を温め、血行を促進する効果があります。例:長ネギ、玉ねぎ、ニラなど

どちらの肩こりにも共通の注意点

食べすぎは禁物:食べすぎると、肩甲骨の内側にコリが発症することがあります。腹八分目を心がけましょう。

バランスの取れた食事:特定の食材に偏らず、様々な食材をバランス良く食べるように心がけましょう。

肩こり解消法

食事以外の肩こり対策

鍼灸治療:肩こりの根本原因にアプローチし、症状を改善します。

適度な運動:血行を促進し、筋肉の柔軟性を高めます。例:ストレッチ、ウォーキング、ヨガなど

休息:十分な睡眠を取り、心身を休ませることが大切です。

温熱療法:蒸しタオルやカイロなどで肩を温めると、血行が促進され、筋肉がリラックスします。

タイプ別の養生法

右肩こり:全身のストレッチで筋肉の柔軟性を高め、疲労回復を促しましょう。特に、肩甲骨周りを意識的に動かすストレッチが効果的です。

左肩こり:全身を温かく保つことが大切です。入浴や温かい服装で体を温め、冷え対策をしっかり行いましょう。

当鍼灸院での肩こり治療

当院では、肩こりの原因を詳しく問診し、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの鍼灸治療を行っています。

鍼灸治療では、肩こりの原因となっている筋肉の緊張を和らげ、血行を促進することで、症状を改善します。

また、日常生活での注意点や、簡単にできるストレッチなどもアドバイスさせていただきます。

今回は、肩こりのタイプ別におすすめの食材と、肩こり解消法をご紹介しました。

食事だけでなく、鍼灸治療や適度な運動、休息も肩こり改善には重要です。

つらい肩こりでお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。