筋肉の力が伝わらないと、コリや痛み。

西宮の鍼灸院 甲子園鍼灸治療センター

人の体の動きには、流れがあります。

人間の体は、いつも流れるように動いています。

体操やダンスなど、またはその他のスポーツ、すばらしいプレーには、いつも美しい流れが見えます。

「流れるようなうごきですね」、なんていうほめ言葉をテレビでもよく耳にします。

でも、実は、人の体はもともと流れるように動いているんです。

力が、中心から外に、外から中心に流れて、人の体は動いています。

こう書くと、体内の循環のように読めますね。

でも、これは筋肉運動のお話。

筋肉の力は、体の中を流れて伝わっていくのです。

力が伝わらないと、そこに痛みが出る。

人間の体の動きは、力が伝わっていくことで作り出されます。

では、この力がうまく伝わらないと、どうなるのでしょうか?

まず、うまく体を動かせません。

そして、痛みが出ます。

力の流れが止まったところに痛みが出てしまうのです。

いわゆるコリもこの力の流れが止まった状態です。

力みは、流れていかなければ、止まった場所にコリが生じたり、痛みが発生します。

その力の停滞を取りの除くことができれば、筋肉の諸症状が改善されます。

もちろん、なぜ、そこに力が停滞するのかを突き止めて、根本的な治療が必要です。

なぜ、力が止まるのか?

人間の体は、力を作り、流すことで動き続けています。

それが、なぜか止まってします。

なぜでしょう?

力を伝えていくためには、なめらかな筋肉の動きが必要です。

波のようにうねりながら、筋肉が力を伝えていかなければなりません。

その筋肉のうねりがうまく行なわれないと、力の流れが止まってしまうんです。

筋肉がうまく動かない理由

筋肉がうまく動かない理由はいろいろあります。

筋肉に傷がついてしまっている場合はうまく筋肉が動きません。

また、傷が治っても、古傷になってしまっていても動きません。

そして、姿勢が悪く、その悪い姿勢を無理に維持しようとしても、筋肉は不要に堅くなり、力が止まってしまいます。

では、これらの原因は、治るのでしょうか?

筋肉に力を流すことを思い出させる。

筋肉が、力をうまく伝えられないと諸症状が起こるわけです。

この力を伝えるということを、筋肉に思い出させなければなりません。

それにはいろいろな方法があります。

1.力を伝える運動を繰り返す

自分で行なうことが出来るものは、やはり運動です。

力を伝える流れるような運動を繰り返すこと。

いろいろな動きで、体内の力の流れを作り直しましょう。

2.ストレッチ体操

ストレッチは、筋肉一つ一つというよりは、筋肉群を引き伸ばすものが多いです。

そして、ストレッチすることで伸ばされる筋肉群は、力を伝えるラインと一致します。

様々な筋肉をストレッチしようとすることで、力を伝える筋肉群のラインを同時に伸び縮みさせることが出来るわけです。

ストレッチしたときに堅くて痛い場所があるとすると、そのラインを力がうまく流れていない可能性があるんです。

力がうまく伝わらない筋肉のラインをストレッチしましょう。

3.鍼灸治療で、流れを回復させる

そして、鍼灸治療です。

特に針治療です。

当院の針治療を受けていただくとわかると思いますが、ツボから電気のような動きが体を走ります。

それに伴い、筋肉群が一瞬動くのを感じていただけます。

敏感な方は、広範囲に長く筋肉群が動くことを感じます。

この治療を繰り返すことで、筋肉群の動きがスムーズになり、力がとどまることなく、流れるようになります。

運動やストレッチなど意識的だけではうまく動かせない筋肉にも働きかけることが出来ます。

針治療を受けていただき、それに合わせて運動療法やストレッチを行なうことが効果的だと思います。

必要な運動法やストレッチ法もお教えいたします。

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本記事は、鍼灸に関する一般的な情報であり、特定の症状や体質の方に適しているとは限りません。ご自身につきましては、専門家や医師にご相談ください。

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