カンムシ、疳虫は甘いにやまいだれ。

疳虫は虫ではありません。

今回はちょっと面白いお話です。

「疳虫」という言葉を聞いたことがありますか?

これは東洋医学で使われる言葉で、体内に住み着いた虫が原因でさまざまな不調を引き起こすという考え方です。

実際に虫がいるわけではありません。

体の中に余分なものが滞り、体のバランスが崩れるというイメージです。

疳虫の症状

疳虫とは、子どもがキーキーと駄々をこねる症状です。

子どもが、イライラしているんですね。

疳虫の疳は、甘いにやまいだれがついている字です。

疳虫は、子どもが甘いものを食べすぎてヒステリーを起こしたり、わがままになったりするときに使われる言葉です。

甘いものは体が緩んでリラックスできる味なのですが、食べ過ぎると消化が滞ってしまいます。

消化がうまくいかないと、体は消化以外のことに気を回す余裕がなくなってしまいます。

それにより、感情がコントロールできなくなるというわけです。

大人も疳虫症状?

でも、実はこれは子供だけに限ったことではありません。

大人でも甘いものや消化しにくいものを食べ過ぎると、やはり消化機能が滞り、それにより、イライラしたり、怒りっぽくなったり、不安になったりすることがあります。

これも疳虫症状の一種と言えるでしょう。

特に現代社会では、食生活が乱れていますよね。

飽食の時代で、みんな食べ過ぎています。

そこにストレスが襲うと、疳虫のような精神症状が起こります。

疳虫の解消方法

食生活を見直しましょう

では、どうすれば疳虫を退治できるのでしょうか?

一番大切なことは、食生活を見直すことです。

甘いものや油っこいものなどは控えめにして、野菜など消化にやさしい食べ物を多く摂るようにしましょう。

また、水分もしっかり摂って、消化の流れを良くしましょう。

食べすぎとストレスを重ねない

次に大切なことは、気分転換をすることです。

ストレスを溜め込まないように、適度に発散する方法を見つけましょう。

例えば、運動したり、音楽を聴いたり、友達と話したり、趣味に没頭したりするなどです。

自分に合ったリラックス法を見つけて実践することが大切です。

自分の心と体に耳を傾けましょう

最後に大切なことは、自分を大切にすることです。

自分の体や心の声に耳を傾けて、無理をしないようにしましょう。

自分の欲求や感情を抑え込むのではなく、適切に表現することで、疳虫の症状を起こさない強い心と体を持つことができます。

疳虫対策、食生活とイライラのバランスが大事

以上、疳の疳についてお話ししました。

疳虫はやまいだれに甘いと言われますが、それは自分に甘いともいえるかもしれませんね。

食欲に負けてつい食べ過ぎてしまい、嫌なことにイライラとしてしまう、そんな気持ちなのかもしれません。

とはいえ、疳虫は甘いものを食べすぎることにより起こるとされていますので、甘いもの油物は食べ過ぎないようにしましょう。

そして、自分の気持ちをコントロールすることができれば、大人の疳虫も退散するはずです。

イライラ疳虫と上手に付き合っていきましょう。