過食でうつやイライラ、肩こり。

健康には、過不足無くということが大切

引き算健康法というものが、あるそうです。

大賛成です。

ものにあふれた現代の病

今は、誰もが不要なものに飲み込まれて、あっぷあっぷと溺れているように見えます。

食べ物も豊富で、誰もが食べすぎです。

しかも、消化しにくい食べ物が多過ぎると思います。

食べ物が豊富になり、様々な商品が大量生産であふれ始めたのは最近になってのは話。

昔は、物不足が中心の生活で、人々は食べ物を中心に不足を感じながら生活してきました。

懐かしいCMでは、

「大きいことはいいことだ」

なんてセリフもありました。

「大は小を兼ねる」

なんてことわざもあるぐらいですから、物不足の歴史がどれほど長かったかがうかがい知れます。

でも、今となっては、それはもう昔の話です。

今は、メタボリック症候群対策に国が乗り出すほど、過食傾向です。

食べ過ぎで起こる症状は?

胃下垂の女性などは、いくら食べても太らないので、よく食べます。

テレビの大食い番組に出ている女性など、どう見ても栄養吸収障害に陥っているのではないかと思えるぐらいに食べても太りません。

「必要の無いもを食べて消化し、でも吸収せずに捨てる」というのは、とても体に負担をかけることです。

ひどい場合には、胃腸が重くなり、それが体に及び、なんとも気だるく感じて、うつ症状を発症したりします。

また、胸元に食べ物が詰まり、何となく苦しくて、イライラして、大人のかん虫症状、ヒステリー症状により肩こりなどが起こることもあります。

また、弱った胃腸で食べ過ぎることと、食後にとんでもない眠気に襲われることがあります。

嗜眠症やナルコプレシーのような症状があらわれたりします。

この眠気は、疲れた胃腸に無理な消化活動を強いるためそこに血が取られるので起こる、と東洋医学ではいわれています。

食べ過ぎで起こる症状を治す。

弱い胃腸で消化しにくいものを食べ過ぎた結果起こる様々な症状の鍼灸治療には、内関穴、三里穴や公孫穴などを中心に治療していきます。

そして、食事方法を調整するカウンセリングを行ない、体に適した食事パターンを一緒に作っていきます。

食べ物が豊富であるということは、とても幸せなことです。

ですが、それを全て受け入れるだけの胃腸力を現代人は持ち合わせていないように見えます。

食べる量が少ないということも悪いことですが、多すぎるというのもよくありません。

過不足なく、ということを大事にして、健康な体を作りましょう。