そもそも鍼灸では何が起こるのか。

さて、鍼灸で体内には何が起こるのでしょう?

ツボはもともと東洋医学の概念で決められています。

なぜ、ツボを使うことでいろいろなことが起こるのでしょう。

太古から中国医療では、『気』と呼ばれるエネルギーが体内を流れていると考えられていました。

実際に、当院で鍼を受けていただけば、鍼を打つことにより、体内に何かが走ることを感じていただけます。

その『気』の流れが悪くなったり、必要な『気』が足りなかったりすることで病が発生すると考えられています。

『気』が通るルートを経絡と呼びます。

そして、そのルート上にあるポイントを経穴、つまり、ツボとしています。

ツボを刺激することで、経絡内の『気』がスムーズに流れ、気を巡らせて自然治癒能力が高まるとされているのです。

実際に、ツボには刺激を感じる『感覚受容器』というものがあることが分かってきています。

ツボの刺激は、『感覚受容器』から神経伝わります。

神経を通じて中枢神経に伝わり、筋肉や内臓に作用するのです。

そして、自律神軽やホルモン、免疫にも働きかけるのです。

昔の人はそれを無数の経験から知り、医療として確立したのでしょう。

すごいことですね。