西宮 鍼灸院 甲子園鍼灸治療センター
女性の生理不順、体調不良の原因に
女性は、リズミカルに生きています。
だいたい14歳から49歳までそのリズムを刻みながら生きています。
そのリズムというのは、生理周期です。
リズム生理周期
月に一回来る生理ですが、このリズムはとても大切なんです。
人は安定したリズムで生きていくのが大切です。
女性はそのリズムが明確です。
それを正確に刻むことが大切なんです。
そして、このリズムが崩れると、女性には、さまざまな不定愁訴が発症します。
生理不順、簡単に考えないで。
生理不順は、生理周期が不安定なことです。
そのパターンはざまざま。
生理のとき以外でも出血してしまう不正出血。
生理が止まってしまうもの。
生理周期の長短。
生理出血が多すぎる少なすぎるなどがあります。
こういった症状もいつも安定して起こるわけではなく、月によっては正常だったり、また崩れたりと、不安定におとずれます。
この不安定さが、そのまま体調に現れます。
正常なときは、体調がいいですし、生理不順のときはやはり体調が崩れます、
その体調の崩れは、さまざまな症状を引き起こします。
生理不順は女性の敵です。
皆さんのその不定愁訴、生理不順と関係ありませんか?
患者さまによっては、うつ症状が出る方もおられるぐらいです。
生理不順を把握しましょう。
女性の多くの不定愁訴には、生理不順が絡んでいることが多いです。
ですから、生理のリズムと不定愁訴発症のリズムを重ねてみるべきです。
生理の状態を把握するのはとても簡単。
「基礎体温表」をつければ良いのです。
基礎体温表は女性の温度変化を把握するためのもの。
女性の体には規則的なホルモンバランスの変化により、周期的な体温変化がおこます。
これが、生理周期となります。
そして、基礎体温表に不定愁訴を書き込んでみましょう。
すると、不定愁訴発症と生理周期リズムが一致することがあるんです。
すごく単純な症状で、肩こり。
生理前に乳腺が張る女性は多いんです。
ですから、生理前の乳腺の張りから肩こりが悪化する方がいます。
場合によっては、生理前に肩の激痛に悩まされるなんて患者さまもおられるのです。
鍼灸で整理周期を整える
鍼灸治療では、「基礎体温表」と診察診断により、治療を行い、生理周期を正常なリズムに戻します。
基礎体温表は、高温期と低温期で構成されています。
大体において、高温期と低温期のどちらかが崩れます。
その崩れに合わせて、基礎体温表の調整を行います。
高温期が崩れている方は、普段の生活で体を冷やしておられる場合が多いです。
低温期が崩れている方は、食生活の崩れや不眠などで、体内に熱を帯びていることが多いです。
これを目安に治療を行います。
体の左右のツボを使い分け(同じツボでも右と左で意味が違います)、ホルモンバランスを整えながら正確な体温周期を作り、生理周期を正常な状態ととのえます。
また、生活状況をお聞きし、その改善もお願いしたりします。
正確なリズムを刻むことは、人間にとってとても大切なことです。
睡眠周期や食事時間、また、大きな流れで季節周。
そして、女性は生理周期というリズムの中で生きています。
その生理のリズムを正確に刻むことが、女性の健康には欠かせないことなのです。