西宮 甲子園鍼灸治療センター
太陽は、お灸効果
「夏に背中を焼くと、冬風邪をひかない」
といわれます。
ご存知ですか?
カゼを引きやすい患者さま
カゼを引きやすいという方は居られます。
冬になるとすぐにカゼを引いてしまい、体調を崩す。
そして、治っても、またカゼを引く。
これを冬の間中、繰り返してしまう。
つらいですよね。
喘息をお持ちの方は、もっと大変で、寒くなると喘息症状をだして、時には死ぬんじゃないかと思われるような症状に悩まされます。
当院にも、喘息の患者さまは多いです。
また、大人になって治ったという小児喘息だった患者さんもたくさんいます。
喘息の方は、肺の機能が弱いんです。
小児喘息を患った経験をお持ちで、未だにカゼを引きやすいという方も、まだ肺が弱いままということです。
もう少し、肺を強くすべきです。
太陽で背中をお灸しましょう
さて、もう春になろうというときに、なぜカゼの話を書いているかといいますと、
カゼを引きやすい方は、夏に背中を太陽に当ててほしい
ということなのです。
これは、喘息の患者さま、カゼを引きゃすい患者さまに毎年言っていることなんです。
早くからいっておかないと、季節はあっという間にめぐってしまいますから。
太陽の光って熱いですよね。
実際に、皮膚は、焼けます。
日焼けですね。
つまり、お灸と同じ効果を持っているんです。
人の背中というのは、太陽の光を好みます。
というよりも、太陽に当たっているのが普通だと背中という部分は考えているんです。
昔、私たちは4本足でした。
人間になる前の話です。
つまり、絶えず、背中は太陽に当たっていたんです。
ですから、背中は太陽の熱をうまく活用できるように進化していると東洋医学では考えています。
東洋医学では、「亀」をその例にあげるのですが、それはまたいつか書いてみたいと思います。
ですから、健康のために、背中は温めてよし、ということなんです。
そして、それは冷えに弱い人に特に言えることです。
この夏、日焼け止めを塗っても良いので、カゼを引きやすい人は、太陽の光を背中に当てましょう。