妊娠率を上げたい

妊娠するには理由があります。

その理由をいかに確固たるものにするかが大切。

個人個人にあった妊活を行うことが大切です。

妊娠のチャンスは年12回

妊娠をのチャンスは、年に12回しかありません。

排卵が年に12回しか行なわれないからです。

当たり前のことですね。

このたった年に12回のチャンスをいかにものにするかが、妊活のポイントです。

年に12回のチャンスと言っても、良い卵子が出てきてくれなければなりません。

また、子宮の状態が良くなければなりません。

これらの条件に、タイミングよく受精が行なわれることで妊娠するわけです。

好条件は、年齢によって変ってきます。

高齢化に伴って、条件は悪くなりますので、それをいかに良い状態に保つかが重要です。

妊娠率について

年を追うごとに妊娠の率は下がっていくといわれています。

このようなデータも知っておくほうが良いと思います。

あくまでもデータですが、こういったものから頑張る気持ちを引き出していただきたいと思います。

これがデータの1例です。

【妊娠率に関するデータ】

20代-約25~20%

30代前半-約20~15%

30代後半-約10%

40歳-5%以下

このデータについて説明しますと、20代の女性100人が妊娠のために性交渉を行なうと20~25人が妊娠し、40歳では100人のうち妊娠できるのは5人以下ということです。

厳しいデータですが、これをもとに妊活に対して、さらに真剣に取り組んでいただければと思います。

妊娠の先、出産を考える

掲載したデータは、妊娠率です。

妊娠の話であって、ここから出産へとつながっていくわけです。

出産についても、高齢となれば確立は下がっていきます。

妊活について考える際は、出産も考慮しておいてください。

最終の目的は、出産です。

妊娠は大切ですが、出産に至れなければ、女性の体と心は大きく傷ついてしまいます。

妊娠することと共に、妊娠を維持するため子宮の状態を10ヶ月間良い状態に保ち続けるという生活方法も考えておくべきです。

今は、不妊と共に不育症に悩まされている女性は多いです。

卵子が受精し、子宮に着床して育ち、出産に至るという流れを頭に思い浮かべ、有用な生活を心がけてください。

腰は常に温かく

妊娠から出産という過程は、女性の下半身で行なわれます。

下半身が絶えず温かく保たれ、血流が良く、活発に活動していることが理想です。

そのために、腰を絶えず温かく保ち、血流が豊富な状態にしておきましょう。

それは下腹部も同じです。

ですが、下腹部は皮膚が弱いため、温め過ぎると低温火傷をしてしまうことがありますのでご注意ください。

腰部と下腹部を温かく保ちましょう。

これは、妊娠後も続けておくべきです。

考えすぎたり、食べ過ぎたりで、血液が頭や胃腸に取られすぎないようにすることも大切です。

リラックスして、適切な食事を心がけることが理想です。

機能を上げたい場所は下半身にあります。

そこを充実させ続けることが妊活と考えていただき、妊娠のみならず出産のためにそれを維持する生活を続けましょう。

鍼灸の不妊治療では、ツボを使うことで下半身を充実させます。

ツボの効果で、冷えを取り除き、下半身を温めます。

また、生理周期を安定させ、妊娠のお手伝いをいたします。

妊娠後は、安静が大切ですので、妊娠を維持するための健康法をお伝えしています。

Menken J, et al. Age and infertility. Science. 233: 1389-1394, 1986