女性は便秘、男性は下痢をしやすい

男女で違う消化の傾向

東洋医学の視点から見ると、男性と女性は消化器系の問題について異なる傾向があります。

男性は下痢になりやすく、女性は便秘になりやすいと言われています。

これは、男性と女性の体質の違いによるものです。

女性は陰、男子は陽

東洋医学では、男性は陽性で、女性は陰性です。

それは男性は熱を使い発散する傾向があり、女性は熱をため込みとどめます。

女性は冷えやすく、熱を留める傾向があります。

ところが、熱を留めすぎると、便の水分が少なくなり、便秘になってしまいます。

その反面、男性は基本的に熱が必要で、熱を浪費しすぎるとすぐに冷えてしまいます。

そうすると、冷えてお腹をこわしてしまいます。

また、男性は外向的で活動的な気質が多く、女性は内向的で受動的な気質が多いとされています。

その性格的な傾向も東洋医学では内臓に影響を与えると考えられています。

体質には基本的な傾向があります

これらの傾向は、東洋医学での「体質」であり、個人差があります。

一般的に、男性は下痢をしやすく、女性は便秘しやすいということが分かっています。

このような体質の違いは、治療法にも影響します。

東洋医学では、下痢や便秘の原因を「気」「血」「水」のバランスの乱れと考えます。

そして、「気」「血」「水」のバランスをととのえるために、「鍼灸」「漢方薬」「食事療法」などの方法を用いて治療します。

例えば、下痢をする人は、「気」が弱く「水」が多いと考えられます。

そのため、「気」を補い、「水」を減らす治療が効果的です。

一方、便秘をする人は、「気」が強く「血」が少ないと考えられます。

そのため、「血」を増やす治療が効果的です。

体質では性別も大事

東洋医学では、男性は下痢をしやすく、女性は便秘しやすいと考えていますが、これは性別的傾向であり、実はその症状は治療しやすいのです。

東洋医学の治療法は、「気」「血」「水」のバランスを整えることで消化器系の問題を改善することができます。

もし、あなたが下痢や便秘に悩んでいるなら、東洋医学の専門家に相談してみてください。

あなたの体質に合った治療法を見つけることができるかもしれません。