慢性の膝痛は腰と治す

膝と腰の連動を見逃さない

慢性の膝の痛みは治りにくいものです。

膝の痛みに悩む人は多く、日常生活に大きな影響を与えます。

膝の痛みの原因はさまざまですが、腰の使い方が悪いというのも大きな要因です。

腰と膝は密接に関係しており、腰の位置や動きが膝に負担をかけることがあります。

この記事では、腰と膝の関係や、慢性の膝の痛みを治療する際に腰へも一緒にアプローチする方法についてご紹介します。

膝と腰の関係

まず、腰と膝の関係について説明します。

人間の体は骨格や筋肉、靭帯などで構成されており、それぞれが連動して動きます。

特に下半身は重心を支える役割があり、腰や骨盤、股関節、膝関節、足首関節などが協調して動く必要があります。

しかし、姿勢や生活習慣などによって、どこかの関節や筋肉に過度な負担がかかると、他の部位にも影響が及びます。

例えば、長時間座っていると、骨盤が後傾しやすくなります。

骨盤が後傾すると、股関節が屈曲した状態になります。

股関節が屈曲すると、大腿四頭筋やハムストリングスなどの筋肉が緊張しやすくなります。

筋肉が緊張すると、膝関節に引っ張られる力が増えます。

膝関節に引っ張られる力が増えると、膝の内側や外側の靭帯や半月板などに負担がかかります。

負担がかかると、炎症や損傷を起こしやすくなります。

炎症や損傷を起こすと、膝の痛みを感じるようになります。

膝痛が周りの筋肉も固くする

逆に言えば、膝の痛みを感じると、どうしてもその部位を守ろうとして動きを制限します。

動きを制限すると、筋肉が硬くなったり血流が悪くなったりします。

筋肉が硬くなったり血流が悪くなったりすると、回復力が低下します。

回復力が低下すると、痛みが長引きやすくなります。

また、膝が痛いとどうしても腰の位置が後ろに下がります。

腰の位置が後ろに下がると、前述したように骨盤や股関節に影響を与えます。

それがさらに膝の負担となって、悪循環を生み出します。

全身のバランスから膝を治す

このように、慢性の膝の痛みは単純な問題ではありません。

膝だけでなく、全身のバランスや動きを見直す必要があります。

特に重要なのは、腰へのアプローチです。

腰は下半身の中心となる部位であり、膝の痛みを改善するためには、腰の位置や動きを正しくすることが必要です。

具体的には、以下のような方法があります。

腰の筋力や柔軟性を高めるエクササイズを行う。

例えば、骨盤の前後や左右の傾きをコントロールするエクササイズや、腰椎の可動域を広げるストレッチなどが有効です。

腰に負担をかけない姿勢や動作を心がける。

座るときは背もたれに寄りかからずに背筋を伸ばし、立つときは膝を伸ばしすぎずに少し曲げるなどが有効です。

腰に負担をかける生活習慣を改善する。

長時間同じ姿勢でいることや重いものを持ち上げることなどは避けるようにしましょう。

慢性の膝痛は治ります

慢性の膝の痛みは治りにくいものですが、諦める必要はありません。

膝だけでなく、腰へも一緒にアプローチすることで、痛みを改善することができます。

膝の痛みから解放される日が来ることを願っています。