夏バテは、読んで字のごとく、夏にばてるということです。
夏の暑さに体が負けて、バテてしまった状態です。
夏にばてる
体は夏の暑さに対して、他の季節以上にエネルギーを使うのです。
体の機能が正常に働いて、体にたまった熱を汗として発散できていれば、問題もないのですが、暑さに負けて自律神経に狂いが生じると、水の循環がうまくいかなくなって、
「体がだるい」
「疲れやすい」
「足が重い」
「食欲がない」
「頭が痛い」
などといった症状が現われます。
今年の暑さは群を抜いていましたから、夏バテもきっと厳しいものとなるでしょう。
東洋医学では、暑さで体力が失われ、湿気が体にたまり脾の臓が弱められるために起こると考えています。
夏バテの原因を東洋医学的に整理すると、以下の3つに分類されます。
- 1.暑さによって元気がなくなる。
- 2.暑さで水分コントロールが悪くなる。
- 3.体内の湿気で脾の臓が傷られる。
でも、水分は補給しなければならないのですが、取り過ぎると脾の臓を傷めてしまいます。
脾は後天の本とも謂われ、元気を作るところでもありますので、脾が悪くなると元気が生み出されません。
水分を摂りすぎると、体がだるい、疲れやすいなどの症状がでるものです。
夏バテとは、暑さで体力を失っているところに、代謝できないほどの水分量を摂取してしまったことが原因といえると思います。
夏バテに効果的なツボ
夏バテに効果的なツボを挙げておきます。
足三里・・・足を60度曲げて座ったときに脛骨に沿って指で押し上げて止まるところの筋を隔てた外側。
関元・・・おへその下指4本ぐらい。
気海・・・おへそと関元の真ん中。
中かん・・・胸骨下端(みぞおち)とへその真ん中。