日本人の食欲は、薬膳に向う。

伝統医学には、鍼灸や漢方以外に薬膳というジャンルがあります。

読んで字のごとく、「薬の膳」です。

ご飯を薬として食すということです。

食べ物には様々な効果があり、それを薬と考えるという面白い考え方です。

喰うに困るような生活をしている人々からすると、食べ物を選んで食べるなんて出来ないことですので、お金持ちにしか出来ない健康法です。

ですから、昔であれば、中国の貴族が行なっていていたということですね。

でも今は、日本も豊かになり、食べ物を自由に選べるようになりましたから、体に良いモノを選択して食べる自由が生まれました。

そして、薬膳という考え方も定着してきました。

今は、これは体に良い、というセリフがよく聞かれるようになりました。

少し前は、食べ物も増えてきて、美味しいものを食べたいとなった人々の欲望は、次に体に良いもを食べたいということに変わったということです。

もちろん、美味しくて体に良ければいうことはありませんね。

ここまで日本は豊かになったということですが、実は次のステップがあります。

それは、万人の体に良い食べ物、という考えから、私の体に良い食べ物という段階にいきます。

でも、これは相当に豊かでなければ無理です。

家族みんなで同じものを食べるのではなく、一人ひとり食べているものが違うということになるわけで、しかも、大量購入で無く、ほんの少量しか買えず、ほんの少しずつしか消費しないわけですから。

ここまで行くのは一握りの人々で、一般人までこんなことが出来るまで社会が豊かになるとは思えませんが。

 

 

 

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