鍼灸で自律神経を調整し、アトピー性皮膚炎治療

アトピー性皮膚炎の鍼灸治療

アトピー性皮膚炎は、かゆみや湿疹などの症状を引き起こす慢性的な皮膚炎です。

アトピー性皮膚炎の原因は完全には解明されていません。遺伝的な要素やアレルギー反応、ストレスなどが関係していると考えられています。

アトピー性皮膚炎の治療には、ステロイド剤や抗ヒスタミン剤などの薬物療法や、保湿や食事の改善などの生活指導が行われます。

ですが、これらだけでは十分な効果が得られない場合もあります。

鍼灸のアトピー性皮膚炎治療の可能性

そこで、鍼灸治療がアトピー性皮膚炎の治療に役立つ可能性があるという話を聞いたことはありませんか?

鍼灸治療とは、鍼や灸を用いて体の特定の部位に刺激を与えることで、体の機能を調整し、自然治癒力を高めるという東洋医学の一つです。

鍼灸治療がアトピー性皮膚炎に効果があるという理由は、主に以下の二つです。

1.鍼灸治療が自律神経を調整

一つ目は、鍼灸治療が自律神経を調整できることです。

自律神経とは、心臓や血管、内臓などの働きを自動的に制御する神経系の一部で、交感神経と副交感神経に分かれています。

交感神経は興奮やストレスの時に活性化し、副交感神経はリラックスや睡眠の時に活性化します。

自律神経のバランスが崩れると、免疫力や代謝が低下し、アトピー性皮膚炎の悪化につながります。

鍼灸治療は、鍼や灸による刺激が自律神経に作用し、交感神経と副交感神経のバランスを整えることで、免疫力や代謝を向上させます。

2.鍼灸治療が血液循環を改善

二つ目は、鍼灸治療が血液循環を改善できることです。

血液循環とは、血液が体中を巡って栄養や酸素を運び、老廃物を排出することです。

血液循環が悪くなると、皮膚に十分な栄養や酸素が届かず、乾燥やかゆみを引き起こします。

また、老廃物が溜まると、アレルギー反応を起こしやすくなります。

鍼灸治療は、鍼や灸による刺激が血管を拡張させて血流を促進し、皮膚に栄養や酸素を送り込み、老廃物を排出することで、皮膚の健康を保ちます。

鍼灸で自律神経調整、そして、アトピー性皮膚炎治療

以上のように、鍼灸治療は自律神経を調整し、血液循環を改善することで、アトピー性皮膚炎の治療に効果があると考えられています。

もちろん、鍼灸治療だけでアトピー性皮膚炎が完治するというのは簡単ではありません。

アトピー性皮膚炎を発症させている生活習慣を見つけ、生活の中で自律神経を乱さない努力も必要です。

また、症状をある程度抑えるための薬物療法の併用も必要かもしれません。

患者様の体質に合った治療や生活改善方法を見つけることが大切です。

東洋医学を使い、鍼灸師もそのお手伝いができると考えています。