夏の暑さは、年々厳しくなっているようで、熱中症に注意ですが、それを避けようと逆に冷やしすぎる人も多いようです。
健康的に過ごすのが難しくなっている夏。
夏の健康法について、考えてみましょう。
夏を知って、夏を過ごす
夏の3か月間は、5月6日立夏から8月8日立秋です。
そして、立秋から秋分までを長夏といいます。
この期間は、いかに暑さをしのぐかが重要な季節。
だからと言って、冷やしすぎると秋に体調を崩してしまいます。
夏は発散することが大切
夏は、その暑さから火の季節と言われます。
体内では、心臓を守ることが大切で、『苦み』がある食べ物を摂ると良いとされています。
夏は植物が生い茂り、花は大きく開き、様々なものが激しくのびやかに動く季節です。
人もそれに合わせて活動的になることが良いとされています。
大いに動き、汗をかいて発散しましょう。
ですが、炎天下で活動することは危険です。
暑さを避けて活動すべきで、その方法は早起きです。
日の出とともに起きて、朝から動くことが良いです。
寝るのが遅くても、早くから起きて動くことが夏の健康法の一つです。
楽しくのびやかに活動的に、これが夏を健康に過ごすポイントです。
青くて苦いものを酸味で食べる
夏は暑いため、汗をたくさんかいて、疲れで食欲が落ちてしまいます。
それを防ぐには、苦味と酸味を摂りましょう。
苦いものは心臓に良いとされ、苦味はバクバクと強く拍動して落ち着かない心臓や血管の動きを引き締めて落ち着かせてくれます。
そして、酸味は体を冷やしてくれて、暑気払いの効果があります。
これらにより、食欲が改善して、夏の疲れが取れます。
食べ物の種類としては、
苦味では、苦瓜、緑茶、冬瓜、枝豆
酸味なら、梅干し、お酢
がおすすめです。
緑色のものは、基本的に苦いので、たくさん食べましょう。
クーラー冷えは自然には治りません
人の体は、夏は暑いものだと知っています。
ですから、自然と活動的になり、たくさん汗をかいて、体を冷やす食べ物を食してしまいます。
夏の体は、体を温めようとはしません。
ですから、一度冷えすぎると、その冷えはとてもとても治りにくいです。
体は温める気などさらさらないのですから。
今は、どこに行ってもクーラーがかかっており、体を冷やしすぎてしまいます。
クーラーに当たりすぎないようにしましょう。
そして、冷たい飲物や食べ物はほどほどに。
もし、体を冷やしすぎたと感じたら、腰湯などお風呂でゆっくりとつかって、余分な冷えは意識的に取り除いてください。
夏の冷えを秋に持ち越すと、空咳の原因になりますのでご注意ください。
夏の健康ポイント
夏の健康法は、朝早く起きて、活動的に、明るく楽しく、汗をかいて、旬の青野菜を酸味で食べて暑気を払い、クーラーや冷たいもので体を冷やしすぎないようにすることです。