西宮 甲子園鍼灸治療センター
花粉症に鍼治療
花粉症は、嫌ですね。
日本は今や花粉症大国。
どんどんと花粉症の患者さまが増加しています。
今は、大丈夫でも、花粉症は突然発症します。
その長引いていると思っている風邪、もしかして、花粉症ではありませんか?
花粉症への鍼治療の効果
花粉症に鍼治療が効果があるということがわかってきています。
以下の結果が、その一例だそうです。
アレルギー患者の鍼治療に関して、米国内科学会では422人の花粉アレルギーとアレルギー性鼻炎を持つ患者を対象に、患者を次の3つのグループに分けて2ヶ月にわたり実験を行いました。
グループ1:鍼治療を12回行い、必要に応じて抗ヒスタミン剤を投与。
グループ2:偽の針を使った鍼治療を12回行い、必要に応じて抗ヒスタミン剤を投与。
グループ3:鍼治療は行わずに、必要に応じて抗ヒスタミン剤を投与。
その結果は……、
グループ1:ほかの2つのグループに比べて、大きな回復が見られた。
グループ2:多少の回復が見られた。
グループ3:治療前と同じ。
上記の結果からすると、鍼治療がアレルギーに少なからず効き目があったと読み取れますね。
『Acupuncture for Health』『TIME』からの抜粋のようです。
※ Can Acupuncture Help with Seasonal Allergies? – Acupuncture for Health
※ Is Acupuncture an Antidote for Allergies? – TIME Health&Family
以前から注目されていた花粉症に針治療
鍼治療の花粉治療効果って、けっこう前から注目されていました。
テレビでも何度の取り上げられていました。
ある取材では、『印堂穴』といわれる眉間のツボに鍼を刺された患者さんが、ずらりと並んで座ってるシーンがテレビで映っていました。
確かに『印堂穴』は鼻の通りや目のごろごろ感を取るのに即効性があるツボです。
ここに鍼をされている患者さまは確か画になると思うのですが、そのツボだけをピックアップしていることに面白さを感じました。
たぶん製作者側の狙いだったのでしょうね。
花粉症の治療穴は他にもあります。
花粉症治療で使えるツボ
鼻横の『迎香穴』です。
名前の通り、香りを迎えるという名前のツボです。
鼻の通りが良くなりそうな名前でしょ。
そして、有名な『合谷穴』も鼻の症状に効果が高いです。
また、上半身の水が下に落ちないという症状として花粉症をとらえ、『足三里穴』や『三陰交穴』、そして胃腸の余分な水を除く『内庭穴』、のぼせや目の痛みなどの熱症状を抑える『行間穴』を使う事が良いでしょう。
健康法としては、粘膜を荒らす刺激物を食べないことです。
花粉症の多くは、粘膜の炎症による諸症状です。
ですから、食事のみではなく、様々なことで、粘膜炎症を抑え、治療することを考えればよいわけです。